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2021.12.03 BUSINESS

社員の定着率を上げるには?

社員定着率を上げるには?

最近では「ジョブ型雇用」も進んできており、優秀な人材を定着させる難しさや人材の流出に悩む経営者や人事担当者は少なくありません。

国内では少子高齢化社会が進んでおり、これから優秀な人材を確保するにはさらに難しくなります。これからは経営者や人事担当者は、今後人員不足を解消するために新しい人材確保に努めるのではなく、社員の定着率を上げるための努力が大切になってきます。

厚生労働省が発表している「令和2年上半期雇用動向調査結果」による代表的な離職理由です。

【男性】

1位:定年・契約期間の満了(16.9%)
2位:給料等収入が少なかった(9.7%)

「その他の理由(出向等を含む)」 31.0%を除く

【女性】

1位:定年・契約期間の満了(13.8%)
2位:労働時間、休日等の労働条件が 悪かった/ 職場の人間関係が好ましくなかった(各12.5%)

「その他の理由(出向等を含む)」27.5%を除く

近年では、働き方改革の一環として、ワーク・ライフ・バランスが重要と言われています。

内閣府によるとワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和の定義)とは、

「国民一人ひとりがやりがいや充実感を感じながら働き、仕事上の責任を果たすとともに、家庭や地域生活などにおいても、子育て期、中高年期といった人生の各段階に応じて多様な生き方が選択・実現できる社会」

とされ、具体的には

  1. 就労による経済的自立が可能な社会
  2. 健康で豊かな生活のための時間が確保できる社会
  3. 多様な働き方・生き方が選択できる社会

つまり、社員の満足度や定着率を上げるためには、仕事もプライベートも充実できる環境を見直すことが大切です。業務効率を見直し、日々の残業や休日勤務を減らすには、これからはITシステム導入による業務サポートが必要になってきます。

コロナ禍により「新しい生活様式」となり、現在ではAI活用の二極化が大きく進んでいると言われています。AIツールの活用を進めている企業とまだ着手できていない企業とでは、業務におけるパフォーマンスが大きく異なってきます。

これからの働き方改革には、AIツール活用は必要不可欠となってくるでしょう。