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2021.08.10 BUSINESS

スポーツアナリティクスによる東京2020五輪

先日、東京2020オリンピックが閉幕しました。日本のメダル獲得数は、史上最多の金メダル27個、銀メダル14個、銅メダル17個で、総数58個となりました。初日からメダルラッシュが続いており、連日テレビから目が離せない状況だった方が多かったかと思います。

先月の日本経済新聞にも掲載されていましたが、近年日本でも各競技のデータ利活用(スポーツアナリティクス)に力を入れてきています。

特に、総メダル数12個、個人では9個の金メダルを獲得した日本柔道は素晴らしい選手の活躍でした!

この躍進の要因は、全日本柔道連盟の科学研究部員が、4万件以上の試合映像を解析して選手やコーチにフィードバックし、相手の分析に生かしたことと言われています。

2016年リオデジャネイロ五輪以降、4000人以上の選手を撮影・分析し、相手の技や傾向を分類し、選手やコーチが映像でも確認できるシステムを活用しています。事前に対戦相手の傾向を分析、対策を練ったことが、より多くの金メダル獲得につながったと言われています。

ほかにも、サッカー女子や自転車のBMX、スポーツクライミングなどの競技でも、各IT企業がAI(人工知能)技術の応用、データ集計・分析などで、代表選手をサポートしています。

また、テニスの「全仏オープン」の公式サイトでは、すべてのポイントの情報をAIが分析し、選手やコーチだけでなくファンやメディアに対し、戦略や選手のパターンなど様々に役立つ情報を提供しています。

大坂なおみ選手(日本/日清食品)のコーチを務めるウィム・フィセッテ氏(ベルギー)は、データ分析を活用して、グランドスラムで2度優勝に導いています。

富士通のAI体操採点システムもスポーツの公平性や平等性の実現に向けて注目され、国際大会で使用されるようになっています。

以前は、「根性」や「勘」に頼ることも少なくなかったのですが、今ではデータが細かく揃っており、データ分析結果で「答え」が見えており、数字は嘘をつきません。

様々な分野でAI活用が進んでいます。これからも進化する「スポーツアナリティクス」の活用により、さらに選手の活躍が楽しみです。